Royal Concertgebouw Orchestra at Carnegie Hall 11.23.2024
Klaus Mäkelä, Conductor
Program
SCHOENBERG Verklärte Nacht
G. MAHLER Symphony No. 1
同じプログラムをヤンソンスがウィーンと2005年にやった。シェーンベルクの最後とマーラー1番の最初が続けて演奏されると繋がって聴こえるような組み合わせ。マケラはウィーンのユニバーサルの楽譜を使っていた。コンセルの弦のアンサンブルは生き生きしてとても良く集中していて、コンサートマスターのソロも最高だった。組み立てが凄い。もうほんのラスト数小説で音楽の輝きと美しさの頂点に心の奥まで静かで穏やかかな気持ちになれた。続くマーラーでは曲の隅積みまで丁寧に解釈されていて、オケも見事に反応して、それぞれのセクションも豊かで時にユニークな演奏に富んでいた。フィナーレに向かってマケラのボウはますます冴え、弦の輝き、ホルンのテーマ、ダイナミックなバス、繰り返すブラス、違うテーマクロスオーバー、音色もアンサンブルもマケラのマーラーだった。シンバルを鳴らす時は体を柔軟に使ってパァアーンとカーネギーのオーディトリウム全体に広がる。見事な指揮だったしコンセルの反応も抜群。どのソロもアンサンブルもすばらしかったし、60分がほんの僅かなバイオリンのコスモからフィナーレは人間讃歌に聴こえた。ズービンメータで初めて聴いた時から、マケラのようなマーラーにお目にかかれた。シカゴとコンセルで、それぞれのオケの面白さと、マケラが選ぶレパートリー、それらが今と次の聴衆とを繋ぎ、数々の作品に命を吹き込む。ショスタコ4コンセルでお願いします! @klausmakelaofficial @concertgebouworkest @carnegiehall